戸田奈津子に学ぶ字幕翻訳の仕事

Posted on Tuesday, January 13th, 2015 21:56:39

TBS の “マツコの知らない世界”という番組を観ました。この前、友人と飲みに行ったときにも話したのですが、「最近のテレビはつまらない」と言うけど、実際は結構面白い番組やってると思います。他の娯楽が充実してきただけで。ただ観るのも良いですが、kofproject.com に書いた通り、たまにはアウトプット前提で観てみることにしました。

このブログのポイントは、テレビで得た知識を、さも自分が知っていたかのような語り口で記事にしているところです。そうしなければ、全文の語尾が「だそうです」になってしまいますからね。テレビが好きな人は、テレビで得た知識を撒き散らしているだけで稼ぎを得られる気がします。分かんないですが。では、どうぞ。

字幕翻訳者という職業

今回のゲストは、戸田奈津子さんという、字幕翻訳や通訳を行っている方でした。もう 78 歳になるそうです。担当作品 1,500 本以上で、代表作はターミネータースター・ウォーズなどです。

日本には字幕翻訳で食べている人は 10 人程度しかいません。字幕翻訳の仕事は、翻訳した文字数や、翻訳者のキャリアがギャラに影響しません。これは、英語ができる人にとってはビジネスチャンスなのではないですかね。映画を吹き替えの他に、字幕で観るのは日本だけです。これは、俳優の肉声を聞きたいという国民性によるものです。Hulu などでも「海外ドラマで英語勉強!」みたいな謳い文句を見かけたことがありますが、これからも字幕で映画を観る文化は根強く残るのではないかと思っています。

字幕に隠されたテクニック

俳優のセリフを直訳して字幕に載せているわけではありません。直訳してしまうと、画面が文字だらけになってしまい、とても追いきれないためです。快適に字幕を追いかけられる目安は、セリフ1秒間に 3 〜 4 文字です。この法則に従って、セリフの時間によって字幕の文字数がある程度制限されます。

例えば、”I did’t know that(そんなこと知らなかった)”というセリフを翻訳するとします。”I did’t know that”は、1秒で言えるため、上記の法則に当てはめると 3 〜 4 文字に翻訳することが望ましいです。とすれば、直訳の「そんなこと知らなかった」は NG です。そこで「初耳だ」と訳すわけですね。

戸田奈津子さん曰く、”直訳するのではなく、エッセンスを訳す”のだそうです。字幕翻訳者という仕事は、英語力はもちろん、感性や語彙力など様々なセンスが必要になりそうですね。ではでは。

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