時間管理のすすめ

Posted on Tuesday, June 16th, 2015 11:06:44

時間管理とは

この記事でいう”時間管理”とは”8時間で最大のパフォーマンスを発揮するため”のものだ。別に単語としては”タイムマネジメント”でも”タスク管理”でも良いだろう。

8時間燃焼

情熱プログラマー で8時間燃焼が推奨されている。残業は体力や精神を消耗するし、集中力も欠く。意識が高いからこそ誰よりも残業する、という気持ちもわかるが(かつて、私がそうだったように)、これは会社にとって喜ばしいことではない。シーンは違えど、下記の記事がわかりやすいかもしれない。
ダンピングは文化を滅ぼす | ネタ蒔き時の徒然草

慢性的な残業は、”残業して当たり前”といった空気を作り出す。労働時間で自身の価値を保つのは、とっくに時代遅れだ。労働時間を増やす努力より、8時間内のパフォーマンスを向上するための努力をした方が良い。雑貨屋の経営が危ういと聞いて、「じゃあ、営業時間を長くすればいいじゃない」とアドバイスする人はあまりいないだろう。しかし、自分のこととなると、労働時間を増やして何とかしようとするから不思議だ。何にせよ、時間管理に取り組むなら、労働時間は最大でも8時間でラインを引く必要があるのは確かだ。

時間管理の手法やツールのレポートは参考にならない

Google で検索すれば様々な手法やツールのレポート記事が散見されるが、実はあまり参考にならない。時間管理の手法やツールの習得には、それなりのコストがかかるため、人はそのコストを回収するために、さもその手法やツールが有効だったかのような気になり、記事を書く。

その記事からは、本当に手法やツールが素晴らしくて時間効率が上がったのか、サンクコストを回収するために時間効率を上げたのか、プラシーボ効果で時間効率が向上したように感じているのか、認知的不協和による調整が働いているのか、判断することは難しい。多少の習得コストを犠牲にしてでも、まずはいろいろ調べていないで試してみた方が良い。

時間管理の種別

いろいろ試すにしても、何から試すか、という問題もあるだろう。そして、あなたが時間管理の結果に何を求めるかによる。時間管理がもたらす恩恵をまとめてみた。

ダラけ防止

常に他人からケツを叩かれている状態でなければ、ついダラけてしまう人は多い。安心していい、多くの人がそうだ。特に朝は、たっぷりと時間があるように感じるので余裕を持ってダラダラ仕事をしておいて、午後あたりから焦ってくるような人もいるだろう。時間管理を始めると、ツールに記録したり、ダラけたログが残るのが嫌で、シャキシャキ働いてしまうものだ。

時間効率の向上

ポモドーロと呼ばれる有名なテクニックがある。テクニックといっても単純なもので、達成するタスクを選定し、25分のタイマーをかけてタイムアップしたら5分休憩する、といったサイクルを繰り返すだけだ。そのためのフリーソフトウェアはたくさんあるし、iPhone のキッチンタイマーでも充分だ。もちろん、本物のキッチンタイマーでも良い。

ポモドーロ・テクニックは確かに有効だ。フロー状態に入りやすくなる上、心身の負担が少ない。まずは、これから試してみると良いだろう。突発的な割り込みが発生したらどうするか、タイマーが鳴ったとき最高のフロー状態だったらどうするか、といった問題もあるので、軽く調べてから実行すると良いだろう。

見積精度の向上

ここから難易度と習得コストや、タイムトラッキングのコストが増えていく。また一番簡単な方法だけ紹介しよう。まず朝出社して、全てのタスクを洗い出して、所用時間を記録する。これは最大でも8時間以内に収めなければならない。4時間程度でも良いほどだ。突発的な割り込みや、タスクの見積もり失敗のバッファは必ず必要だからだ。これを残業でカバーしてはいけない。

そして、タスクの開始時間と終了時間を記録し、朝に計画した所用時間との差異を見直す。これを繰り返すことによって、タスクの所要時間に対する見積もり精度が向上していく。また、洗い出したタスクが完了する度にチェックを付けていくのは気持ちが良いものだ。ただし、手間が増えるため多くの人が数週間と持たずに挫折する。

ライフサイクルの可視化

ここまでいくと労働とは関係がなくなるが、起床してからの全てのタスクをロギングし、結果をグラフ化することによって、自分が理想のライフサイクルに対して、どれだけ差異があるかが分かる。睡眠時間、クリエイティブな仕事の時間、将来の糧にならない仕事の時間、運動の時間などを可視化するわけだ。もちろん効果は大きいが、ツールの整備や、トラッキングの手間、トラッキングを忘れたときのリカバリー、といった障害も多く、私は半年と持たずに挫折した。

以上が時間管理の主な恩恵になるが、これらの恩恵を得るために、あなたが精神的に追い詰められるのでは意味がない。時間管理をしてまで、スケジュールに追われている感が拭えないのであれば、時間管理の行為自体がストレスになっていくだろう。まずは気軽に取り組めるものから、試してみると良い。

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Comment

  1. 寺笑酢 より:

    「無理しないでね」の記事を読んで「ファン」になりました。
    言葉の使い方が間違ってるかもしれませんが、「噴飯物」ですよ。

    これからも更新楽しみにsていまs

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