ハッカーになれない

Posted on Tuesday, September 30th, 2014 22:26:22

伊藤直也氏のはてなダイアリーに更新された、日本語で読める IT名文書 三選の中の”ハッカーと画家 —Hackers and Painters—“に衝撃を受けました。「お前プログラマーのくせに初めて読んだのかよ」と言われそうだけど。

“衝撃を受けた”というより、「分かる分かる、そうそう、そうなんだよ」と読み進めていくうちに”薄々思っていたことを翻訳”されたような気分になりました。特に、今の私に刺さったのは以下の部分です。

大学や研究所がハッカーに本当にやりたいことをやらせてくれないと したら、企業にゆくしかないのだろうか。 不幸なことに、多くの企業はやっぱりハッカーにやりたいことを やらせてはくれない。大学や研究所はハッカーに 科学者たることを強要するが、企業はハッカーに エンジニアたることを強要するからだ。

私はこのことにはごく最近になるまで気づかなかった。 YahooがViawebを買収した時、彼らは私に何をやりたいか尋ねた。 私はビジネスのことには全然興味がなかったので、ハックしたいんだと答えた。 Yahooに入ってみたら、彼らにとってハックするということは ソフトウェアを実装するということで、デザインするということではないということが わかった。プログラマは、プロダクトマネージャのビジョン とかいったものをコードへと翻訳する技師とみなされていたのだ。

私が自分自身をつまらなく思うのは、この”プロダクトマネージャのビジョンとかいったもの”が無くなった今、何を造れば良いのか分からなくなってしまっていることです。プログラミングの楽しさに気付きながらも、何をすれば良いのかは分からない。全然ハッカーじゃない。

私は全然アイデアマンじゃないし、在職時のように次から次へと新しい問題が襲いかかって来ることもありません。”プロダクトマネージャのビジョンとかいったもの”は皮肉にも、自分の「何か造りたい」というモチベーションにマッチしていたのです。

「じゃあ何か造ればいいじゃん」は百も承知ですが、何故かできない。プログラミングほどノーリスク(コスト)で打ち込める生産的な趣味はないと言うのにです。他にもやりたいビジネスがあるから良いのですが、”ハッカーとしてありたい”という夢は絶対に消えません。

小倉北区のベンチャーにでも入ってガシガシ仕事すれば良いような気もするのですが、多分それではこのコンプレックスは解決しません。何故なら、私は自分で自分に必要なものを考えて書いてこその”ハック”だと思っているからです。それで失敗したら、「やっぱりこんな田舎では新しいことができない」とか訳の分からないことを言い出しそうで怖い。

自分に必要なものが分からない、分かっても多分技術が足りない、そんなどうしようもなさが怖い。今、すごく Swift に可能性を感じていて、自分を変えてくれるかもしれないなんて勝手な期待をかけている俺が凄くキモいんだけど、「何か面白いもの造りたい」を実現するための一歩にはなると思うので。。いや、結局何が言いたいのか分からない。

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